加茂繊維の環境整備が始まったのは、今から8年ぐらい前。環境整備こそが最大の社員教育。
そう考えて、全社員で取り組んでいます。

環境整備は掃除ではなく、磨く

環境整備とは、掃除と思われるかもしれません。しかし、正確には、掃除ではなく一所懸命"磨く"ということです。ミンンが輝いている縫製工場です。これだけ輝いている縫製工場はないと思います。そして、磨くことによって、自分の心も磨かれていきます。それは、つまり社員が自立し、自分で考え、自分で行動するということにつながっていると考えています。

大切なことは、
よい習慣を身につけること

床は毎日ワックスがけをします。床板の目に沿って細かくきっちりワックスをかけます。仕事は精度が大切です。だからラインからはみ出さないように息を止めてやります。それを日々の繰り返しの中で習慣を身につけます。よい習慣を身につけることによって、その人自身が成長するからです。

ワックスをうちわで扇ぐときも、真剣にやらなければなりません。風がどちらに行くかを考える。1つ1つ誰でもできることを、みんなが共通で行っていきます。

人そのものが成長していくプロセス

中国の古いことわざに「朱に交われば赤くなる」という言葉があります。すなわち環境がよければ、人はその環境に染まっていきます。逆に環境が悪ければ、その悪い環境に染まってしまいます。その環境を自らつくり、よりよい環境にしていきます。実は今の環境が最高ではなく、続けることによって、環境のレベルが上がっていきます。それは人そのものが成長していくプロセスということなのです。

環境整備点検による、
分担区域ごとの採点

毎月、社長と各部門の代表が社内を回って、分担区域ごとの点検を行います。チェック項目が20項目ほどあり、そのひとつひとつを点検していきます。環境整備のチェックをすることによって、どのグループに問題があるかというのがわかります。だからそのグループを重点的に改善することによって、仕事の成果も変わっていきます。

例えぱ自分の部屋の中がピカピカにきれいだったら、清々しい気持ちになりませんか?人はその清々しい気持ちのときに、圧倒的に自分の能力が発揮できるのです。

重箱の隅を徹底してつつく!?

たとえ小さなほこりでも見逃すと、そのチームはそのレベルになってしまいます。だからそのほこりを見逃さないということが大切なのです。重箱の隅を徹底してつつく。レベルを下げたらレベルの低い環境になるのです。レベルを上げたら、抵抗はあるけれど徐々にそのレペルになっていく。だから環境整備というのは、多くの人がただの掃除と思っているのかもしれませんが、加茂繊維の徹底の定義とは、他人が見て異常と思うことです。小さなことを徹底して行動することにより、自身の成長となるのです。