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新素材の開発で、世の中を変えていきたい。 新素材の開発で、世の中を変えていきたい。

RISA YANAI 矢内梨沙
素材開発 2018年新卒入社 兵庫県出身

仕事選びでは、「何をするか」よりも「何のために」。

大学院で化学を学んでいたこともあり、就職活動では化学系の大手メーカーを検討していました。他の会社が事業内容を中心に説明する中、偶然出会った加茂繊維の説明会では、社長の話から「世の中のため、人のためになることをする」という志を強く感じました。やみくもに働くのではなく、世の中の役に立つことを実感しながら、やりがいを感じながら働きたい。加茂繊維なら、それができるかもしれないと思い、入社を決めました。また、加茂繊維は急成長している会社ですので、自分の成長はもちろん、会社全体を見ながら会社の成長にも関わっていけるところにもワクワクしました。入社してから半年で素材開発部に配属され、機能の実証実験や新素材の開発だけでなく用途開発も担当しています。

実験には、コミュニケーションが大切だと知りました。

「BSファインは、温かくても汗をかきにくい」。そんな社員の声を実証するために、名古屋の大学の先生と半年間の共同研究を行うことになりました。先生が話す内容は専門性が高く、当初の私はデータの見方もわからないような状態でした。「このような実験結果をいただきたい」と伝えても、上手にコミュニケーションが取れず、結果をまとめることができないまま研究期間の半分が経過し、焦っていました。そんな時、研究に同行してくださった外部顧問の方が「しっかりと先生の話すことを聞きなさい。必要なことは全ておっしゃってくれていますよ」という言葉をかけてくださいました。先生の話をしっかり聞き、その意図を汲み取ること。どうすれば自分の意見が伝わるかをよく考えること。専門的な内容だけでなく、コミュニケーションの大切さを学びながら、無事、BSファインが汗をかきにくいことを証明する結果を得ることができたのです。このデータは、コミュニケーションセンターの応対やカタログ、会社の資料など、多くの場面で使われています。こんなにも電話が鳴り止まなかった夏は、入社して以来、初めてのことです。私の実験が少しでも役に立っていたとしたら嬉しいです。

実験とデータで、機能素材の未来を支えたい。

BSファインのような機能素材にとって、データで実証することはとても大切です。産業領域や海外への進出といった今後の展開を見据えると、会社の命運がかかっているとも言える素材研究 ・ 開発という仕事にプレッシャーを感じることもあります。それでも、機能の実証や新素材や用途開発を通して、加茂繊維でしかできない「社会の課題を繊維のチカラで解決する」という場面をもっと増やしたいと思います。これからも、実験や開発を通して新しい世界が知ることができると思うと、ワクワクします。

一緒に働く人の声

配属当初は、大手メーカーの開発部長経験者である顧問からかけられる叱咤激励についていけるのかな?と心配して見ていました。しかし、期待に応えようと諦めずに試行錯誤する姿勢で、今では顧問から「加茂繊維のエース」と言っていただけるほどになりました。研究開発型企業の幹といえる素材開発部の創設メンバーとして、今後もさまざまな経験を積んでもらいたいです。

BS事業部 部長
角野寛明